AWS7(Route53)

その6から続く

ドメインを登録しよう

構築イメージ

ドメインとは?

インターネット上に存在するコンピュータやネットワークを識別するための名前のことです。(インターネット上の住所のようなもの)
IPアドレスは覚えにくいのでウェブサイトにアクセスするときはドメインを使用します。

ドメイン名の構造

ドメイン名は.で区切られた構造をしています。

第3レベルドメイン↓    ↓トップレベルドメイン
    www.example.co.jp
                ↑第2レベルドメイン
    ↑第4レベルドメイン 

ドメインの管理者

ICANNがドメイン全体を管理しています。
レジストラがトップレベルドメインを管理して、リセラに卸し、一般ユーザーはリセラから買います。
レジストラがドメインを一般消費者に販売しつつ

レジストラ:お名前.comやゴンベエドメインなど
リセラ:Yahoo!ドメイン、ムームードメイン、VALUEDOMAINなど

DNS(Domain Name System)とは

ドメイン名の管理システム ドメイン名をIPアドレスに変換します。ネームサーバ、フルリゾルバの2つから構成されています。

ネームサーバが、ドメイン名とそれに紐づくIPアドレスを登録している電話帳みたいなもので

フルリゾルバが、「このドメインに紐づくIPアドレスを教えて」と問い合わせると色々なネームサーバーに聞いてIPアドレスを教えてくれる、秘書のようなものです。

DNSの「ドメイン名とIPアドレス紐づけ」一つ一つのことをリソースレコードと呼びます。

ドメインを購入しよう

お名前ドットコムで購入します。

※お名前.comでは無料でドメインを購入できることがあります。
(3月〜5月によく見かける。)アカウントを作成してメールで来るのを待つのもありです。

お名前.comのアカウント作成してからTOP画面で「ドメイン」をクリック、任意のドメイン名を入力して検索します。

「お申し込みへ進む」をクリック

サーバーを「選択しない」にチェックして、「次へ」をクリックします。

※Whois情報公開代行メール転送オプションやドメインプロテクションは、学習用なのでチェックなしにします。(本番環境ならサービス追加もありです。)

支払い方法を選択して「申し込む」をクリックします。

「申し込まない」をクリックします。

↓のような表示になればOKです。

学習用の場合自動更新を未設定のままにします。

Route53とは?

AWSのDNSサービス。ネームサーバーの役割を果たします。

高可用性、SLA100%(稼働率100%)
高速。エッジロケーションの中で最も近いロケーションから応答を返します。
フルマネージドサービス。DNSサーバーの設計・構築・維持管理が不要です。

関連用語

ホストゾーン:DNSのリソースレコードの集合、ゾーンファイルのようなものです。

レコードセット:リソースレコードのことです。

ルーティングポリシー:Route53がレコードセットに対してどのようにルーティングを行うかを決めます。

ヘルスチェック:サーバーの稼働状況をチェックします。

ルーティングポリシーについて

シンプル

レコードセットで事前に設定された値に基づいて、ドメインへの問い合わせに応答します。

加重

複数エンドポイントごとに設定された重み付けに基づいて、
ドメインへの問い合わせに応答する提供リソースに差がある場合や、ABテスト時に使用します。

レイテンシー

リージョン間の遅延が少ない方のリソースルーティングするマルチレーションにリソースが存在する場合に使用します。

位置情報

クライアントの位置情報に基づいて、ドメインへの問い合わせに落としますコンテンツのローカライズや、地域限定配信時に主に使用されます。

フェイルオーバー

ヘルスチェックの結果に基づいて、利用可能なリソースルーティングします。障害発生時にSorryサーバーに簡単に切り替えられます。

ドメインのネームサーバーお名前ドットコムからをRoute53に変更
ドメインに紐づくIPアドレスを登録
ーRoute53でレコードセットを作成

Route53で検索して「Route53」をクリックします。

DNS管理の「ホストゾーン作成」をクリックします。

ドメイン名:購入したドメイン名
タイプ:パブリックホストゾーン
「ホストゾーンの作成」をクリックします。

NSレコードとSOAレコードが作成されたのを確認します。

「EC2」で検索→「EC2」をクリックします。

ElasticIPとパブリックIPが同じであることを確認します。

同じでない場合は↓からまたElastic IPアドレスの関連付けをします。

https://suzutukiblog.com/index.php/2021/05/02/aws6/

 

ここから前に無料で購入した他のドメイン名で撮影しているので、表示が少しおかしいですがスルーしてください。

ターミナルを起動

Launchpadをクリックして、ターミナルを起動します。

ssh -i ~/Desktop/my-portfolio-ssh-key.pem ec2-user@IPアドレス
yesを選択      自分で作成した秘密鍵↑          ↑EC2のElastic IPアドレス
各自ドメイン名↓  
dig sample.site NS +short

dns2.onamae.com
dns1.onamae.com

上記のようにネームサーバーがお名前.comになっているはずです。

お名前.comにてネームサーバーをRoute53に変更します。

①お名前.com上のタブのドメインを選択します。

②ネームサーバーのリンクをクリックします。

2:ネームサーバーの選択のその他を選択します。

3:別タブでRoute53のタイプNSの4つをそれぞれコピーします。(AとCNAMEがあるのはスルーしてください。)

4:お名前.comにてコピーしたものを貼り付けて「確認」をクリックします。

5:ターミナルにてdigコマンドで確かめます。

dig ドメイン名 NS +short
   ↑お名前.comで取得したドメイン名

dnsv.jv(お名前.comのネームサーバー)から先程自分で設定したネームサーバー(awsdns)に変わっているのを確認します。

設定が反映されるまで24h〜72hかかるので、Aレコードの登録をします。

Aレコードの登録

Route53で検索して「Route53」をクリックします。

DNS管理の「ホストゾーン」をクリックします。

各自ドメイン名をクリックします。

「レコードを作成」をクリックします。

レコードセット名:そのまま
レコードタイプ:Aタイプ
値:各自のElastic IPアドレスを入力
TTL:そのまま
ルーティングポリシー:シンプル

上記の設定にして「レコードを作成」をクリックします。

このようにAタイプの値がElastic IPアドレスになっていればOKです。

dig ドメイン名 NS +shortで確認して変わっていることを確認

dnsv.jv(お名前.comのネームサーバー)から自分で設定したネームサーバー(awsdns)に変わっているのを確認します。

ドメイン名でアクセスしてテストページが表示されたらOKです。

その8に続きます。

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